“視聴率女王”パク・ミニョン 元交際相手から金銭授受否定も2700万円受け取った!? 事務所は「口座貸しただけ」

韓国メディアのDispatch(ディスパッチ)は15日、「キム秘書はいったい、なぜ?」「気象庁の人々: 社内恋愛は予測不能?!」など人気ドラマで活躍する女優のパク・ミニョンと、元交際相手で資産家のカン・ジヒョンとの間に発生していた金銭的スクープを単独で報じた。

パク・ミニョンとカン・ジヒョンは2022年9月に熱愛説が浮上。当時、交際相手とされるカン氏は韓国で業界第2位の暗号通貨取引所ビッサム(Bithumb)、コスダック上場企業のビデントなどの実の所有者ではないかという疑惑に加え、関連会社の株式操作・横領などの不当利益を得ているのではとの疑いがあった。さらに韓国のある芸能ニュースが、パク・ミニョンの実姉がカン・ジョンヒョンの実所有疑惑のある、インバイオジェンの社外理事に登載されていると報じ、議論に巻き込まれる。

するとパク・ミニョンの所属事務所であるHOOK(フック)エンターテインメントは交際の事実を認めると同時に、すでに破局していることを発表。そしてカン氏によるパク・ミニョンへの金品(お金、車など)支援などの有無についても一線を引き「そんな人だとは知らなかった」「金銭的支援を受けたことはない」「パク・ミニョンの実姉は、すでにインバイオジェンの取締役を辞任している」と公式にコメントした。

しかしDispatchは、パク・ミニョンがカン・ジョンヒョンとの交際中に現金2億50000万ウォン(約2700万円)を受け取っていたとし、カン・ジョンヒョンの関連会社のお金がパク・ミニョンの個人口座に入金された事実を確認したという。

検察の公訴状によるとパク・ミニョンは、(1)カン・ジョンヒョン系列会社(「ハイチ」)資金->(2)「ハイチ」代表取締役の貸付金支給->(3)、パク・ミニョン個人通帳への入金という3段階のプロセスを経て、お金を受け取っていた。

カン・ジョンヒョンはこの大金を〝生活費〟という名目でパク・ミニョンへ送金しており、22年9月に「金銭的支援をうけたことはない」という事務所のコメントとは相反する事実が明るみに。

検察は22年、カン・ジョンヒョンを起訴し「会社資金を横流しして、株式および社債、仮想通過を取得した」「会社のお金を高級品購入など、個人的用途でも流用していた」と容疑を立件。横領額は600億ウォン(約65億円)以上と言われており、もしそのお金の一部がパク・ミニョンへ送金した〝生活費〟なのだとしたら、パク・ミニョンは道徳的非難から免れることは厳しそうだ。

そんなパク・ミニョンは23年2月、カン・ジョンヒョンの関連会社転換社債への参加プロセスで、借名取引の痕跡が発見され検察から調査を受けている。所属事務所は「参考人として呼ばれただけ」と説明したが、この時不正利益疑惑が解消されることはなかった。

今回の件が報じられ、事務所側は「記事に書かれている2億5000万ウォンは、カン・ジョンヒョン氏のためにパク・ミニョンの口座が使用されただけ。パク・ミニョンの生活費として使われたことはない」とコメント。また「パク・ミニョンは1年以上もの間、事実ではない内容でたくさん誤解を受けてきた。それでもパク・ミニョンは多くの方たちからの叱責を受け止め、さまざまな面で慎重に行動しなかったことに後悔と反省をしている。これ以上、根拠のない誹謗中傷や疑惑提起で、パク・ミニョンの名誉を傷つけることが繰り返されないことを願う」と明かした。

パク・ミニョンはこれら一連の疑惑が浮上して以降、約1年ぶりに「私の夫と結婚して」で24年1月にドラマ復帰。がんと闘うという役作りのため37キロまで減量するなど、俳優魂を見せつけている。

(よろず~ニュース・椎 美雪)

© 株式会社神戸新聞社