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正倉院宝物を受け継ぐ ―明治天皇に始まる宝物模造ー
正倉院宝物は、光明皇后が聖武天皇の御遺愛品を東大寺の盧舎那仏に捧げられたことに始まります。その品々には、東西アジアの文化交流が色濃く反映されており、正倉院は「シルクロードの終着点」とも言われます。また、その保存状態の素晴らしさから、世界的にも奇跡と呼ばれています。しかしながら、約1300年以上経った宝物は脆弱であり、明治10年(1877年)に明治天皇が奈良に行幸し、正倉院宝物を天覧された際には毀損しているものが少なくありませんでした。そこで天皇はそれらの整理と、特に破損の激しかった楽器類の修理を命じたことが『明治天皇紀』に記載されています。そしてこれが、現代まで続く正倉院宝物の修理や模造製作の第一歩となったとされています。本展は、模造品を通じて、宝物を守り伝える大切さ、再現するための技術や最新の研究成果を紹介します。
【開催期間】
2023年12月23日(土)~ 2024年2月25日(日)
【休館日】
木曜日
【開館時間】
10:00~16:30
※入場は閉館の30分前まで
【観覧料金】
一般1,500円 高校・大学生1,000円
※中学生以下無料
※障がい者手帳をお持ちの方はご本人様のみ無料
※明治神宮崇敬会会員は無料
※学生の方は入場の際、学生証を提示ください
【公式サイト】
https://shosoin-meijijingu.jp/
記念講演会
『正倉院宝物を受け継ぐ ―明治天皇に始まる宝物模造ー』展の開催を記念して、正倉院宝物の魅力や模造制作の歴史などを、西川前正倉院事務所長が語ります。
【開催日】
2024年1月20日(土)13:00~14:30
※12時30分開場
【場所】
明治神宮参集殿(定員250名)
※展覧会場とは異なります。
【参加料】
1,000円
※展覧会観覧には別途入場料が必要です。
【講演者】
西川明彦(前 宮内庁正倉院事務所長)
【その他詳細や、チケットの購入は公式ホームページをご確認ください。】