「探さないでください。必ず帰ります」のメモ残される 住宅の外に置かれたマットレス下から男性遺体 38歳男は「人を殺害した」という趣旨の話

13日、愛知県阿久比町で何者かに殺害された男性の遺体が見つかりました。

遺体が見つかる前日に、女性を監禁した疑いで静岡県警に逮捕された男は、周囲に「人を殺害した」という趣旨の話をしていたということです。

1月12日夜、静岡県の焼津警察署。

複数の警察官がシルバーの軽乗用車を調べていました。この車は静岡県警が38歳の男から押収したものです。男は1月12日朝、女性を車に監禁した疑いで逮捕されていて、警察が調べていた車は「名古屋」ナンバーでした。

捜査関係者によりますと男は逮捕された際、愛知県阿久比町に住む50代の男性名義の運転免許証を所持していて、周囲に「人を殺害した」という趣旨の話をしていたといいます。

そのため愛知県では…

男が逮捕された当日、静岡県警から安否確認をするよう連絡を受けた愛知県警の警察官が、阿久比町にある50代の男性宅へ向かいます。

そして、13日午前、住宅の外に置かれたマットレスの下から年齢が分からない男性の遺体を発見しました。

この家には50代の男性が1人で暮らしていて、遺体はこの男性のものとみられています。

司法解剖の結果、男性は1か月ほど前に窒息死したとみられ、遺体の状況などから愛知県警は殺人事件と断定し、14日に半田警察署に捜査本部を設置しました。

家には「探さないでください。必ず帰ります」などというパソコンで打ち出されたメモも残されていて、警察は何者かが男性の生存を装った可能性もあるとみて調べています。

(50代男性の親族)
「年末年始に(自宅を)一回見に行ったが、車がなく郵便物もたまっていた。人に恨まれるタイプではない」

警察は、静岡県警に逮捕された男が阿久比町の男性が死亡した経緯を知っているとみて調べるとともに遺体の身元の確認を進めています。

© CBCテレビ