今年は何人の殿堂入り選手が誕生するのか 日本時間1月24日発表

2024年度のアメリカ野球殿堂入り投票の結果発表が9日後に迫っている。日本時間1月24日午前8時からMLBネットワークの番組内で発表される予定だ。記者投票は昨年末の時点で締め切られており、各記者がSNSなどで公表したものをライアン・シボドー氏ら有志が集計し、「Hall of Fame Ballot Tracker」として公開している。現時点で全体の約4割にあたる158人分の投票内容が判明し、4人が当選ライン(得票率75%)をクリア。今年は何人の殿堂入り選手が誕生するのだろうか。

殿堂入りが確実なのは通算3166安打、477本塁打を放ち、三塁手として5度のゴールドグラブ賞に輝いたエイドリアン・ベルトレイだ。158人中156人から得票し、暫定の得票率は98.7%という驚異的な水準に。このままいけば、得票率歴代トップ10入りも夢ではない(98.7%はカル・リプケンJr.の98.5%を上回って歴代6位になる)。

現時点で得票率が80%を超えているのは、ジョー・マウアー(83.5%)とトッド・ヘルトン(82.9%)の2人だ。マウアーは捕手として3度の首位打者に輝いた好打者。ヘルトンはロッキーズ一筋のキャリアを過ごした強打者だ。マウアーはベルトレイとともに有資格1年目での殿堂入りを果たすチャンスがある。

当落線上にいるのは、通算422セーブの名クローザー、ビリー・ワグナーだ。現時点の得票率は79.7%だが、最終的な得票率は事前判明分よりも低くなる傾向があるため、ワグナーは安全圏とは言えない。今回が9度目の挑戦だが、有資格最終年となる来年まで待たねばならない可能性もありそうだ。

有資格最終年を迎えたゲーリー・シェフィールドは現時点の得票率が74.7%となっており、殿堂入りの可能性はあるものの、現実的には難しいだろう。このほか、アンドリュー・ジョーンズ(71.5%)とカルロス・ベルトラン(67.1%)も3分の2以上の記者から票を得ているが、殿堂入りは次回以降に持ち越しとなりそうだ。

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