川相昌弘さんに一流の打撃学ぶ 地元・岡山で児童野球教室

川相さん(手前)からバッティングの指導を受ける小学生

 プロ野球の通算犠打世界記録を打ち立てた巨人内野守備コーチの川相昌弘さん(59)=岡山市出身=を招いた野球教室が14日、同市北区北長瀬表町の岡山ドームで開かれ、子どもたちが往年の名プレーヤーから一流の技術を学んだ。

 市内の学童軟式野球4チームに所属する小学生約80人が参加。キャッチボールやティーバッティングで川相さんが手本を披露し、フォームや基本動作の大切さを指導した。

 素振りでは投手のピッチングをイメージし、向かってくるボールに合わせて目線も動かすことが大切だと説明し「ちょっとした意識の違いが大きな差につながっていく。日々の練習で実践してほしい」と呼びかけた。

 大元小6年の男子児童(12)は「プロは野球にかける情熱がすごいと思った。一つ一つの練習に集中して打ち込み、上達していきたい」と話した。

 続いて川相さんの世界記録樹立を記念した「川相昌弘杯少年野球交流大会」を開催。野球教室に参加した4チームがトーナメントで覇を競い、一宮ウィングスが優勝した。

 他の成績は次の通り。

 (2)当新田(3)瀬戸ドリームス▽敢闘賞 芥子山ベアーズ

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