3遺体は34歳・24歳・19歳の息子と判明 死因は一酸化炭素中毒 広島市西区の住宅火災

広島市西区で10日朝、住宅1棟を全焼した火事で、焼け跡から見つかった3人の遺体の身元が判明しました。

消防によりますと、10日午前7時20分ごろ、広島市西区井口2丁目の住宅の住人から「建物から炎が出ている」と通報がありました。

近くに住む住民
「バンバンという音が次から次へと鳴ってました。近寄れないぐらいの火の勢いだった」

消防車15台が出て消火にあたり、火はおよそ4時間半後に消し止められました。この火事で木造2階建ての住宅が全焼し、隣接する住宅2棟の一部が焼けました。火元の住宅からは3人の遺体が見つかったということです。

警察と消防によりますと、この住宅は家族7人が暮らしていて、出火当時は6人がいたとみられていますが、このうち夫(70代)と妻(60代)、娘(20代)のあわせて3人が重軽傷を負いました。

警察は、遺体は、連絡が取れなくなった息子3人とみて身元の確認を急いでいましたが、15日、歯形や治療痕を基に以下の3人と判明したと発表しました。

・無職 山本暢平さん(34) ・アルバイト従業員 山本公平さん(24) ・アルバイト従業員 山本和平さん(19)

3人の死因は、いずれも一酸化炭素中毒とみられています。家族構成、遺体の発見場所については明らかにされていません。

警察は消防と合同で詳しい火事の原因を調べています。

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