テロ想定 通報や避難誘導確認 ボートレース児島で合同訓練

署員や警備員の誘導で場外に避難する訓練参加者

 ボートレース児島(倉敷市児島元浜町)で15日、テロ事件を想定した児島署との合同訓練があり、緊急時の通報や来場者の避難誘導の手順を確認した。

 レース場の職員や児島署員ら約140人が参加。レース開催中、場内に爆発物を仕掛けたという脅迫電話があった―との想定で実施した。

 職員が110番するとともにレースを中止し、場内放送で来場者に避難を要請。駆け付けた署員や警備員が「慌てないで」「足元に気をつけて」と声をかけながら場外に誘導した。1階の投票所付近に置かれた不審物の処理訓練も行った。

 訓練終了後、伊藤岳大副署長はJR岡山駅などに不審物が置かれた昨年6月の事件などに触れ「訓練を生かし、有事の際には冷静な対応で来場者の身を守ってほしい」と呼びかけた。

© 株式会社山陽新聞社