異例の見直し JR京葉線 早朝の快速2本を復元

異例の見直し JR京葉線 早朝の快速2本を復元

 2024年3月のJR京葉線のダイヤ改正に沿線の自治体などが反発している問題で、JR千葉支社は1月15日、各駅停車にする予定だった京葉線の東京方面の快速2本を復元すると、千葉市長に説明しました。

 廃止から一転し復元が決まったのは、JR京葉線の午前7時半前後に東京駅に到着する外房線上総一ノ宮駅発と内房線君津駅発の快速電車2本です。

 15日午後、ダイヤ改正について千葉市長との面会を終えたJR東日本千葉支社の土沢壇支社長は、復元した理由について「ダイヤ改正をした影響について考えが及んでいなかった」などと話しました。

 ダイヤ改正発表後に見直しを行うのは極めて異例で、土沢支社長は「今後のダイヤについても利用状況などを踏まえて柔軟に対応していく」としています。

 これを受け、神谷市長は「市からの要望を受け止めて検討いただいたことはありがたい」と話したうえで、「反映はごく一部にとどまっており、依然、納得できるものではない」とし、 引き続きダイヤの再検討を申し入れるとしました。

 千葉市 神谷俊一市長
「私からは改めて2点の再検討申し入れを行った」「1点目は市内の各駅と蘇我以南・以東から都内への通勤者の生活を維持するために、通勤快速などで速達性を維持復元してもらいたい」「幕張新都心の企業立地MICEの開催地としての競争力を維持していくことや、住宅開発も進んでいるので東京と海浜幕張間の速達性を維持すべく曜日も朝夕も問わず快速を復元してもらいたい」

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