広島カープ 菊池涼介「若い選手に負けない」 矢野雅哉らと “菊池塾” 惜しげもなく伝授(静岡) 6年ぶりVへ

全国各地で広島カープの選手が本格始動しています。週末には、菊池涼介 選手や 栗林良吏 投手が自主トレを公開しました。

広島カープ 菊池涼介 選手
「ここに戻ってくると、やっぱり始まったな、そして、やってやるぞという気持ちになっていますね」

1月恒例となっている菊池の静岡でのトレーニング。カープからは 矢野雅哉 が3年連続で参加、そして、育成の 前川誠太 がことし、新たに参加し、ともに汗を流しました。

菊池涼介 選手
「一緒にしっかりやりながら、ぼくも『ここがこうだから、気をつけなきゃいけないな』という勉強にもなっていますので。本当にビデオを見ながら、みんなで意見を交換したり、『こうなんじゃないか、ああなんじゃないか』っていう会話をしながら一日一日を過ごしています」

守備練習では、さっそく “菊池塾” を開講。菊池自ら動画を撮影するなど若手たちを熱心に指導します。

“門下生たち” が特に教えてもらいたいというのが、体の使い方。球界屈指の守備の名手の “体さばき” を吸収しようと練習に取り組みます。

広島カープ 育成 前川誠太 選手
「守備のことをとことん聞いて、まずは守れるように。自分も3年目になりますし、支配下(登録)っていうところをまず、そこだけを目指して、この1年間がんばりたいと思います」

そんな中、菊池塾3年目となる矢野は、バッティングにも精力的に取り組みます。昨シーズンは93試合に出場し、守備での活躍の一方、打率は1割台。

矢野雅哉(2023年) 93試合 22安打 3打点 打率.185

「自分は打つことが一番の目標」だと、菊池の指導のもと、攻守両面の成長を図ります。

広島カープ 矢野雅哉 選手
「今シーズンはレギュラーを取ってチームの優勝に貢献して、ぼく自身もキャリアハイを目指してがんばります。応援、よろしくお願いします」

ことしで13年目のシーズンを迎える菊池。若鯉を指導する一方で自身もチームの優勝のため闘志を燃やします。

菊池涼介 選手
「西川(龍馬)も抜けてしまったんですけど、それがチャンスだと思ってことし、スタートしている若い選手もいますし、ぼくたちもそういう若い選手に負けないようにがんばってやりたいですし、それが1つの力になって、いい形で終えられると信じてやっていきたいと思います」

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青山高治 キャスター
順調な自主トレのスタートになっているようです。

コメンテーター 木村祐之 さん(広島ハートセンター 院長)
まず、ぼくはカープのニュースがうれしい。あと、世代交代という言葉がすごく好きで、やっぱり菊池選手が若い世代に自分の技術とか知識を惜しげもなく教えているのを見るのは、微笑ましく感じます。

青山高治 キャスター
菊池選手自ら動画を撮っていると緊張しそうですね。

田村友里 キャスター
本当ですね。でも先輩から学び、菊池選手も後輩から学びって、お互いに高めあっているのがすごくいい関係だなと思って。わたしも社会人として学びたいです。青山さんの背中を見て学ぶ、これをわたし、ことし、やっていこうかなと思いました。

青山高治 キャスター
すごくとってつけた…

田村友里 キャスター
とってつけてないです。思っていますから、すごく。

木村祐之 さん
青山さんも学ぶんですよ。

青山高治 キャスター
そうですね。

田村友里 キャスター
高めあっていきたいです。

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