三浦の「チャッキラコ」4年ぶり一般公開に500人 ユネスコ無形文化遺産の踊り披露

4年ぶりに一般公開されたユネスコ無形文化遺産のチャッキラコ=15日、三浦市の海南神社

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産「風流踊(ふりゅうおどり)」に登録されている三浦市・三崎の民俗芸能「チャッキラコ」が小正月の15日、海南神社(同市三崎)で4年ぶりに一般公開された。約500人(主催者発表)の観客が見守る中、紅を引いた地元の少女たちが可憐(かれん)な踊りを披露した。

 3歳から12歳までの21人が赤や黄色の晴れ着をまとい、整列。「チャッキラコ」と呼ばれる綾竹や扇を巧みに操りながら、家内安全や大漁祈願などの願いを込めて6演目を踊った。音頭取りを務める大人の女性の唄に合わせて披露される愛らしい動作が観客を魅了していた。

© 株式会社神奈川新聞社