生瀬勝久演じる喜劇王、初登場シーンが話題「目力がすごい」

大阪・福島の銭湯で育った明るく元気な少女が昭和の大スターに成長するまでを描く連続テレビ小説『ブギウギ』(NHK朝ドラ)。1月15日放送の第72回では、喜劇王・タナケン役として新たに生瀬勝久が登場し、そのインパクトある初登場シーンが話題となっている。

初対面のタナケンこと棚橋健二(生瀬勝久)に挨拶をするスズ子(趣里)(C)NHK

スズ子(趣里)が楽団を解散してから3カ月。恋人の愛助(水上恒司)は大学を卒業し、村山興業で宣伝部の社員として働き始める。ある日、喜劇王・タナケンこと棚橋健二(生瀬勝久)が共演女優を探しており、スズ子と会いたがっているという。

ところが、スズ子がタナケンに会いにいくと当の本人は「ある人に勧められただけ」とそっけない態度。怒りを覚えるスズ子だったが、マネージャーの山下(近藤芳正)とスズ子を推薦した作曲家・羽鳥(草彅剛)の強い後押しもあり、舞台への出演が決まるのだった。

今回の放送では、当時の日本を代表する喜劇役者・タナケン役として生瀬勝久が登場。「喜劇王」という別名とは裏腹に、スズ子をじろじろと見つめ、「私はあなたをすき好んで呼んだわけじゃない」と言い放つシーンが描かれた。

クセのある役を演じることが多く、『おちょやん』『べっぴんさん』など朝ドラでも常連な生瀬だけに、SNS上では「絶対面白そうな生瀬さんww」「何も喋らないのに面白いってなんなん 眼力?」「この怪しさやわけの分からなさが生瀬さん」「生瀬さんの目力たるや」といった声が相次ぎ、X(旧ツイッター)では「タナケン」「生瀬さん」がトレンド入りしていた。

放送はNHK総合で朝8時から、BSプレミアム・BS4Kでは朝7時半からスタート。1月16日放送の第73回では、タナケンとの共演に気が乗らないスズ子だが、なんとか稽古初日を迎える。

文/つちだ四郎

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