23歳女性の尻に熱したフライパン押しつけ 傷害罪で2被告に有罪判決

大津地裁

 知人の女性に熱したフライパンを押しつけて重いやけどを負わせたとして、傷害罪に問われた無職の女性被告(33)と同男性被告(26)の判決公判が1月15日、大津地裁であり、西脇真由子裁判官は両被告に懲役2年6月、執行猶予5年(求刑懲役2年6月)を言い渡した。

 判決によると2人は共謀して昨年7月、大津市の男性被告宅で当時23歳の女性の尻や足に熱したフライパンを押しつけ、全治約2カ月半のやけどを負わせた。

 西脇裁判官は、「ゲームで技を失敗した時に尻を焼かれるキャラクターの動きを基にやけどをさせられることになった」とする女性の供述を信用できると認定。丸刈りにさせられるなど女性は以前より男性被告の暴行を受けており、「フライパンの熱さに大声を上げず我慢するほど支配される関係にあった」とした。

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