【保育士試験】忙しくても大丈夫!効果的な勉強方法5つ

子育て中、「保育士になろうかな」と思ったことはありませんか。

しかし、現実は家事育児、仕事の忙しさから、「勉強する時間がない」「難しそう」と、諦めてしまっている人も多いかもしれません。

そこで今回は、保育士資格を取得した筆者が、実体験から得られた保育士試験に合格するコツと勉強方法をご紹介します。

保育士試験を突破するコツ

その1:一発合格ではなく、積み重ね式で合格を狙う

保育士試験は、筆記と実技試験ともに年2回実施されます。(筆記試験に全科目合格すると、実技試験に進みます)。

筆記試験は全9科目あります。全9科目を1回の試験ですべて合格する必要はなく、合格した科目は3年間有効です。すなわち、3年間のうちに全科目合格すればいいと言えます。

筆者も3回目の筆記試験で全科目合格、そのまま実技試験にも合格しました。一発合格を狙うのであれば、本腰を入れて勉強する必要がありますが……。

もし「3年間のうちに合格すればいい」と考えられるのなら、コツコツと受けながら合格科目を増やすやり方もあります。

ただし、長期間受けていると勉強がだらけてしまうので、数回に分けて合格を狙うのがオススメ。自分のなかで「3回で合格しよう!」と決めてしまうのがいいかもしれませんね。

その2:自分に合ったテキストを探す

独学の場合、テキストが大事だと言います。購入したテキストで知識を習得するためでしょうか。

書店を見ると、たくさんの参考書、問題集が並んでいます。個人的には、自分の目で本の中身を確認して、「これなら勉強できそうかな」といったものを選び、使ったほうがいいと思っています。

保育士試験対策委員会著の王道テキストから、中央法規や実務教育出版が出している一冊にまとめたテキストまで、その種類は実に様々です。

ちなみに筆者はテキスト選びに悩んでしまい、上記挙げたものをすべて購入してしまいました……。

ですが、実際にやり込んだのは実務教育出版の『まんがでわかる保育士らくらく要点マスター』『ほんとによく出る保育士ベスト過去問&予想問題集』のそれぞれ一冊だけです。

筆者が実際に使用した実務教育出版の参考書と問題集です

実務教育出版のテキストは、ほかの出版社に比べてコンパクトで薄く、「合格すればいいんだし、最低限これだけは覚えるつもりでやろう」という気持ちで臨みました。

ですので、まずはひとつの参考書、問題集を決めて、とことんやり抜きましょう。
それができたら、次の参考書、問題集を購入したほうが効率がいいですし、お金も節約できると思います。

その3:勉強を習慣にする

テキストが決まったら、とにかく時間が許す限り勉強しましょう。

1日1問でもいいと思います。勉強を習慣にしましょう。

寝る前の時間に、朝10分早く起きてやる。病院の待ち時間に、通勤中にYouTube動画で勉強をするなど。

とにかく勉強に触れる時間を1分でも多く作ることが、合格への近道だと思います。

勉強は苦痛ですし、わからないことを考えるのはストレスです。
しかし、それに向き合うことが勉強ですし、合格に繋がる最善のやり方でしょう。

筆者は『Studyplus』というアプリを使って、勉強した時間を記録していました。X(旧Twitter)に、今日やった勉強内容について投稿もしていました。

勉強を楽しむための工夫を自分なりに作ることが大事ですね。勉強が習慣になればしめたもの。あとは勉強時間が合格を近づけてくれます。

その4:実技試験対策も兼ねる

「次の試験で筆記が突破できそう!」と思ったら、実技試験も対策しましょう。

というのも、筆記試験を突破してから実技試験まで2~3か月もありません。合格してから対策をしていたのでは間に合わない可能性があります。

実技試験は音楽、造形、言語の3分野から2分野を選びます。自分が「できそうだな」と思ったもの、得意なものを選ぶといいでしょう。

(ちなみに筆者は、造形と言語を選びました。音楽は前奏をオリジナルで作る必要があり、ピアノの場合は両手弾きしなければならないとわかったからです。演奏経験がこれまであまりなかったため、付け焼刃は難しいかなと判断しました。)

造形以外は、試験申し込みの際に課題がわかります。オススメの勉強方法は、実技試験対策の本を購入すること。各試験の流れ、対策の仕方を大まかに把握ができます。これを読んで、分野を決めてもいいかもしれません。(筆者はユーキャンの『保育士実技試験合格ナビ』を購入しました)

あとはYouTubeやブログなどで、合格者のやり方を視聴すること。検索すれば造形、言語ともに、お手本となりそうな作品、読み聞かせ方法がたくさん出てくるので、ぜひ一度目を通すことをオススメします。

「こうやってやればいいんだ」というイメージが膨らめば、あとは練習するだけ。初めは真似でもいいので、やってみてください。実際にやることが大切です。やっていくうちに、できないこと、もっとこうしたほうがいいことが、自分なりにわかってきます。

本番の雰囲気に慣れるため、親しい人に見てもらうのもいいですね。制限時間もあるので、時間を計ってみるのもポイントになりそうです。

その5:試験勉強を公言する

「保育士資格が欲しい」「保育士の勉強をしている」と、人に公言することって意外と大切です。

独学の場合、勉強のモチベーションが一番の難点になるからです。家族や友人などに話して、応援を得ることも大事ですね。

さらに同じ仲間がいれば、励みと刺激になります。SNS などで見つけてみてもいいかもしれませんね。

忙しいとなかなか勉強する時間が取りづらいですよね。でも、本番は必ずしも高得点を取る必要はなく、合格さえできれば資格は取得できます。

「最低限これだけやれば試験は合格できる!」と思って、頑張ってみてはいかがでしょうか。

ぜひ勉強方法の参考にしてみてくださいね。

(ハピママ*/ 柚木深 つばさ)

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