税制優遇、GX企業誘致 「資産運用特区」へ 1月下旬、札幌市が提案

札幌市役所

 札幌市は政府が創設する「資産運用特区」の選定に向けた地元側の取り組みとして、今月下旬、進出企業などに対する地方税減免といった優遇措置を金融庁に提案する方針を固めた。再生可能エネルギーの適地という道内の強みを生かし、脱炭素と経済発展を両立させるGX(グリーントランスフォーメーション)関連企業の誘致も盛り込み、他都市との差別化を図る。国との協議を早期に始めるため、市単独で提案するが、道などと調整した上で3月にも全道を対象とした追加提案を行う考えだ。

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