演武や稽古披露 茨城県警武道始め式 士気高揚図る

県警幹部の前で日本剣道形の演武を披露する特別訓練員=県警本部

新年を迎えて柔剣道訓練を始める職員の士気を高めようと、茨城県警の武道始め式が15日、水戸市笠原町の県警本部道場で開かれた。特別訓練員21人が一瀬圭一本部長ら幹部の前で演武や模範稽古を披露し、日頃の訓練の成果を発揮した。

特別訓練員は、柔道の「投の形」や剣道の「日本剣道形」を実演後、気迫あふれる模範稽古を繰り広げた。剣道の小池卓司機動隊巡査部長(37)は「緊張感のある中で稽古できてよかった。今年も各種大会で上位進出できるよう訓練に励みたい」と語った。

真剣なまなざしで見つめた一瀬本部長は「犯罪に毅然(きぜん)と立ち向かう気概と冷静沈着な精神力、犯人を早期制圧する体力と技能を養ってほしい」と訓示した。

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