テント泊で貧困層支援訴え ダボス、氷点下10度

15日、スイス・ダボスで、貧困層を支援するグループのリーダーのファンクさん(右端)と一緒に歩くメンバーら(共同)

 【ダボス共同】世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)が開幕したスイス東部ダボスで15日、貧困層を支援するグループがテント泊を続けてホームレスへの援助拡大を訴える活動を始めた。夜は氷点下10度を下回る中、リーダーのアンドルー・ファンクさん(42)は「世界中でホームレスが増えており、指導者らに対策を取るよう促したい」と話した。

 「ザ・グレート・スリープアウト」と称する活動で、日中はスキー客の邪魔にならないようテントから出て支持を訴えるという。

 ダボス会議には各国首脳や企業トップが参加。昨年は気候変動対策を訴えるデモが市内で開かれた。

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