皇后盃第42回全国都道府県対抗女子駅伝競走大会が14日、京都市内の9区間42・195キロで争われ、新井中出身の小海遥(20、第一生命グループ)が宮城のアンカーで逆転し、優勝のゴールテープを切った。
仙台育英高出身の小海は宮城の「ふるさと選手」として最終9区(10キロ)に出場。トップの兵庫から9秒差の2位でたすきを受け取ると、前との差を徐々に詰めて3キロ手前で追い付き、中間点過ぎから前に出て差を広げた。2位に追い上げてきた京都を20秒差振り切った。タイムは32分7秒で区間2位。勝利インタビューで「いけるところでいこうと思っていた」と話し、優勝を狙った走りを見せた。
昨年は新潟の1区で出場しトップでたすきを渡し、区間賞を獲得している。2年連続で優秀選手に選出された。
実業団3年目の本年度は7月のアジア選手権女子1万メートルで金メダルを獲得、12月の日本選手権同種目で日本歴代7位の好記録をマークし3位に入るなど、躍進を遂げている。
宮城は29年ぶり2度目の優勝。新潟は29位だった。