沖縄県の米空軍嘉手納基地に駐機していた米サウスダコタ州エルスワース空軍基地所属のB1B戦略爆撃機2機が16日午前9時10分ごろ、嘉手納基地を離陸した。米ダイエス空軍基地に向かったとみられる。B1Bは昨年12月20日に嘉手納基地へ飛来後、約1カ月駐機していた。
複数の米メディアによると、今月4日(現地時間)にエルスワース空軍基地所属のB1Bが同基地へ着陸する際に墜落した。米軍が翌5日から少なくとも19日まで同機の飛行を停止したと報じているが、ダイエス基地では事故後も飛行が継続されているという。
嘉手納基地へは昨年12月20日に九州北西空域で実施した日米韓合同訓練に参加後、飛来したとみられる。このうち1機が緊急着陸していた。
B1Bは、2013年にも米国内で墜落事故を起こして飛行停止措置を取った。事故原因が明らかにされないまま事故発生から3日後に飛行再開した。米エルスワースとダイエスの両空軍基地を拠点に運用されている。