セブン店員に「レジを開けろ」、ナイフ男が脅迫 午前3時に西川口駅近く…他の客が来店、何も取らず逃走 休憩中だった女性店長すぐ通報、別事件も起こして男逮捕

川口署=川口市西青木

 埼玉県川口市内のコンビニエンスストアで昨年5月1日に発生した強盗未遂事件で、川口署は15日、建造物侵入と強盗未遂の疑いで、千葉県袖ケ浦市川原井、無職の男(51)を逮捕した。

 逮捕容疑は昨年5月1日未明、「セブンイレブン西川口駅東口店」に入店し男性店員に対して刃物を突き付け「金を出せ、レジを開けろ」などと脅迫し、現金などを奪おうとした疑い。「間違いありません」と容疑を認めており「金がなかった」などと供述しているという。

 同署によると、男はすでに別件で他県警に逮捕されており、捜査の過程で本件犯行を自供していた。店員の男性にけがはなかった。

■女性店長すぐ通報(以下、事件発生時の記事)

 2023年5月1日午前3時18分ごろ、川口市並木2丁目のコンビニエンスストア「セブンイレブン西川口駅東口店」に男が侵入し、現金を奪おうとした。男は何も奪わず逃走。川口署が強盗未遂事件として捜査している。

 同署によると、男は客を装って店内に侵入し、レジにいた男性店員(55)に対し、ナイフを突き付け「金出せ、レジを開けろ」などと脅迫。他の客が来店すると、何も取らずに逃走した。

 店内で休憩中の女性店長(50)が強盗に気付き、午前3時19分に110番した。当時店内に客はおらず、けが人はいなかった。

 男はナイフのようなものを所持しており、特徴は身長165センチぐらいで体格は細身、ベージュのトレーナーに黒色のズボンをはいていた。

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