検定料免除、書類提出に配慮も…能登半島地震で被災の受験生に埼玉県立大 帰省などで被災の在学生は公欠に

埼玉県立大、能登地震で被災した受験生の検定料免除

 埼玉県立大学(越谷市)は15日、2月25日実施の一般選抜に関して、能登半島地震で被災した受験生に対し、入学検定料(1万7千円)を免除すると発表した。

 災害救助法が適応されている地域で被災した受験者は、原則として検定料を出願期限までに支払いの上、罹災(りさい)証明書を郵送またはオンラインで提出することで、返還を受けられる。

 また、同大では受験に当たっての配慮として、被災によって出願期限である2月2日までにウェブ出願が行えない、調査書などの書類提出が間に合わないといった受験生に対し、状況に合わせた対応を図るとしている。

 検定料免除の詳しい申請方法は、同大ホームページ(HP)で確認できる。配慮が必要な受験生の相談は、教務・入試担当(電話048.973.4117)まで。同大は出願前の相談を求めている。

 担当者によると「毎年、被災4県(在住者)から受験がある」といい、15日時点で帰省などによって被災した学生については、公欠として扱っているという。

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