手塚治虫の隠れた名作「新選組」を初実写化! 水曜深夜のスーパーバラバラ大作戦枠でドラマ「君とゆきて咲く~新選組青春録~」が4月スタート

手塚治虫の隠れた名作漫画「新選組」が、4月からテレビ朝日のスーパーバラバラ大作戦枠でスタートするドラマ「君とゆきて咲く~新選組青春録~」(水曜深夜0:15、関東ローカル)として、初実写化される。

1963年に「少年ブック」(集英社)誌上で漫画の神様・手塚治虫の手により連載された原作は、現代ほど「新選組」という存在が評価されておらず、それぞれのキャラクターイメージも今ほど固まっていない時代に、手塚氏ならではの視点で史実を織り交ぜながら隊士たちの葛藤を描き、ファンの間でも評価が高く、傑作との呼び声も高い。

物語には近藤勇や沖田総司、芹沢鴨など実在の人物も登場するが、オリジナルのキャラクター・深草丘十郎と鎌切大作という若き隊士がメインとなる。武士であった父を斬殺された深草丘十郎は、剣の腕を磨いて仇を討つべく新選組への入隊を志願する。入隊試験で知り合ったクールな少年・鎌切大作は同年代ながら剣の腕はピカイチで、ともに新選組へと入隊を果たす。やがて2人は熱い友情を育んでいくが、いつしか時代の波に翻弄(ほんろう)され、互いに殺し合わなくてはならない悲壮な運命へとなだれ込んでいく。

この物語をニュースタイル歴史エンターテインメント“シン・時代劇”へと昇華させるのは、映画化も果たした大ヒットドラマ「美しい彼」シリーズで男子高校生たちのすれ違う心情を繊細かつみずみずしくつむいだ、気鋭の脚本家・坪田文。演出は、映画「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」、ドラマ「未来への10カウント」(テレビ朝日系)で躍動感たっぷりに青春群像劇を描いた河合勇人が担当する。テレビ朝日と東映がタッグを組み、100年の歴史を持つ“時代劇の聖地”、太秦の東映京都撮影所で、時代劇ファンをもうならせる本格的な映像が生み出される。

そして、本作に登場する鮮烈なキャラクターたちはすべて男性のみで、オーディションで選出。「お願い!ランキング presentsそだてれび」(月曜~木曜深夜0:45)では「人生が変わる、シン・時代劇オーディション『真剣 SHINKEN』~新選組への道~」と銘打ったプロジェクトが放送され、その中で実力派若手俳優から元スポーツ選手、SNSの人気者、さらには何も持たざる“白紙”の原石までが3カ月に及ぶ過酷なオーディションに挑み、出演への切符をつかみ取るべく本気の戦いを繰り広げる。

特別審査員として応募者たちの演技指導を担うのは、レジェンド声優であり舞台演出家としても腕を振るう三ツ矢雄二。第1回の放送で800人の応募者の中からいきなり10人に絞られるという波乱のオーディションの模様は、1月16日からの「お願い!ランキング presentsそだてれび」で開始され、以後毎週火曜の放送を予定している。

なお、現在水曜深夜0:15から放送中の「チョコプランナー」は、4月から日曜午後11:55からの放送に変更となる。

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