宮城県で15日夜から断続的に雪 平地でも積雪 雪不足のスキー場には恵みの雪

宮城県は15日夜から断続的に雪が降り、平地でも雪が積もりました。

冬型の気圧配置で上空に強い寒気が流れ込んだため、宮城県では15日夜から雪が降りました。

最も積もった時の雪の深さは、駒ノ湯で66センチ、新川で31センチとなったほか、仙台で2センチとなるなど、平地でも雪がもりました。

「積もってましたね。いよいよ冬が本格的になったなと。足場が悪くなっているので、滑らないように気を付けないといけないですね」

宮城県警によりますと、15日午後6時から16日午前8時までに宮城県では137件のスリップ事故が発生し、1人が軽いけがをしたということです。路面の凍結に注意が必要です。

久しぶりのまとまった雪で、雪不足に悩まされていた宮城県のスキー場にとっては恵の雪となりました。これまで閉鎖していたコースも、徐々に稼働していく見通しです。

坪谷歩香記者「目も開けられないくらいふぶいています。数日前まで山肌が見えていたということなんですが、雪が降り積もってゲレンデは真っ白です」

仙台市泉区のスプリングバレー仙台泉スキー場では、15日夕方からの雪で山頂では50センチほどの積雪になりました。例年に比べると半分ほどですが、雪不足だったゲレンデにとって恵みの雪となりました。

「久しぶりの雪で喜んでます。雪もふかふかで最高ですね」「(雪が)とても強いです、とても多いです。スキーをしようかなと、だからここに来ました」

滑走が可能なコースもこれまでは12コースのうち2コースのみでしたが、17日からは4コース増やし、今週末には7コースにまで増やす予定です。

今シーズンは雪不足のためにオープンが予定より1週間遅れたうえ、元日の営業もできませんでした。

今回の雪で、伸び悩んでいた客足の回復に期待が高まります。

スプリングバレー仙台泉スキー場橋坂康治さん「ゲレンデも土が出たりでしたので、やっとちょっと一安心したところですね。一気に真冬が来たので、これから集客に期待したいと思います」

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