旧陸軍被服支廠 1棟を広島市に無償譲渡 湯崎知事3棟保存を明言 広島

国の重要文化財に指定される旧陸軍被服支廠について、湯崎知事は3棟保存を明言したうえで1棟を広島市に無償譲渡すると表明しました。

国内最大級の被爆建物旧陸軍被服支廠は、現存する4棟のうち県が3棟を所有しています。

会見で湯崎知事は県所有の3棟を耐震化工事し保存することを明言し、1号棟については「文化や平和を学べる拠点」としての活用を想定し、県が広島市に無償で譲渡するということです。

湯崎英彦知事「被爆建物としてもそうだが、被服支廠は戦前の広島都市としての役割があり、これを後世に残していくことは大きな意義がある」

3棟の耐震化費用をめぐっては建築資材の高騰などで約29億円に膨らむ見込みで、費用の半分は国の補助金、残りの半分を県と広島市が「1対1」で負担するとしています。

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