先発補強を目指すオリオールズ ベテラン左腕パクストンに興味か

「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、先発補強を目指すオリオールズはレッドソックスからFAとなっている35歳のベテラン左腕、ジェームス・パクストンに興味を示しているようだ。今オフのオリオールズは超大型契約が必要な大物投手を除き、多くの先発投手に対して関心を示しており、ヘイマン記者は「マーカス・ストローマン以下のすべての先発投手」と表現している。トレードによる大物獲得の可能性も残されているが、ベテラン獲得による最低限の補強で済ませるのだろうか。

パクストンはメジャー10シーズンで3度の2ケタ勝利を含む通算64勝を挙げているが、非常に故障の多い投手として知られており、30試合以上に先発したシーズンは1度もなく、規定投球回到達も未経験である。昨季はレッドソックスで19試合に先発して96イニングを投げ、7勝5敗、防御率4.50、101奪三振を記録した。

オリオールズの先発ローテーションは、カイル・ブラディッシュ、グレイソン・ロドリゲス、ディーン・クレーマー、ジョン・ミーンズで5枠中4枠は確定。残りの1枠をコール・アービン、タイラー・ウェルズ、ブルース・ジマーマン、DL・ホール、ジョナサン・ヒーズリーらが争うが、コービン・バーンズ(ブリュワーズ)やディラン・シース(ホワイトソックス)といった大物投手をトレードで獲得する可能性も残されている。

ヘイマン記者によると、オリオールズはFA市場の大物投手を獲得するつもりはなく、大きく価格が下がるような展開にならない限り、ブレイク・スネルやジョーダン・モンゴメリーの争奪戦に加わることはないとみられる。マーク・エライアスGMはプロスペクト(若手有望株)の放出に消極的なため、バーンズやシースの獲得も実現しないかもしれない。無理に大物獲得を狙うのではなく、パクストンのようなベテランを「つなぎ役」として獲得し、ホールをはじめとする若手投手たちの成長を待つ方針のようだ。

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