「八咫烏」モチーフの御朱印帳 コシノジュンコさん制作

記者会見を前に、「特別御朱印帳」を手に記念写真に納まる熊野本宮大社の九鬼家隆宮司(左)とコシノジュンコさん=16日、和歌山県田辺市

 世界的デザイナーのコシノジュンコさんが16日、和歌山県田辺市の世界遺産・熊野本宮大社で記者会見し、熊野の神の使いとされる「八咫烏」をモチーフにした「特別御朱印帳」を発表した。大社を含む「紀伊山地の霊場と参詣道」が今年、世界遺産登録20年となったのを記念した。

 シルクの織物の黒い表紙に、3本足の白い八咫烏を中央に配した。コシノさんは「世界を平和に導いてほしいと願い、白い八咫烏をデザインした」と話した。

 コシノさんは県が2019年に設置した「高野山・熊野を愛する100人の会」のメンバーで、制作を引き受けた。帳御朱印帳は1冊8千円で、2月3日から1年間限定で販売する。

© 一般社団法人共同通信社