白浜町長選は激戦必至 24年は紀南地方の6町村で選挙、和歌山

今年和歌山県の印南町以南で予定されている選挙

 2024年は和歌山県の印南町以南では、6町村で首長や議員の選挙がある。みなべ町と古座川町はダブル選の見込み。両町とも議員定数が減り、現職の動きが注目される。白浜町長選ではすでに現職のほか3人の新顔が出馬を表明しており、激戦となるもようだ。

【印南町】

 町長選は2月6日告示、11日投開票で、県内で最も近い選挙となる。現職の日裏勝己氏(72)が4選を目指して立候補を表明している。現時点では他に、立候補に向けた動きは見られない。

【みなべ町】

 町長、町議の任期満了はいずれも10月23日。日程は決まっていないが、ダブル選が見込まれる。

 町長選では、4期目の現職、小谷芳正氏(74)が態度を明らかにしておらず、今後の動向が注目される。小谷氏はこれまで4回連続無投票で当選してきた。他に目立った動きはない。

 町議の定数はいまの14から2減って12となり、現職の動向が注目される。新顔の目立った動きはない。

【白浜町】

 町長選は4月23日告示、28日投開票。4選を目指す現職の井澗誠氏(69)、元参院議員の大江康弘氏(70)、元参院議員秘書の鈴木彬人氏(31)、元衆院議員秘書の井本司氏(32)の4人がすでに立候補を表明している。

 前回選も井澗氏と、大江氏ら元国会議員2人による激しい争いとなった。

【古座川町】

 町長の任期満了日は6月14日、町議は6月29日。ダブル選が見込まれる。

 町長選には、現職の西前啓市氏(74)が3期目を目指して立候補を表明しており、他に目立った動きは見られない。前回選は現職と元町議2人による三つどもえとなった。

 町議のいまの定数は10だが、昨年12月の町議会で、1減らして9とすることが決まっている。

【太地町】

 町長は8月7日に任期満了。今のところ出馬を表明している人はいないが、現在5期目の三軒一高氏(76)が以前から30年計画で町づくりを進める考えを示しており、引き続き立候補するとみられている。

【北山村】

 村長は7月25日に任期満了を迎える。現在2期目の山口賢二氏(74)を含め、今のところ立候補を表明している人はいない。山口氏は続投するとみられており、村議会3月定例会で態度を表明しそうだ。

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