ニューカッスルが獲得を目指していたイングランド代表MFカルヴァン・フィリップス(28)だが、交渉が止まっているようだ。イギリス『テレグラフ』が伝えた。
ニューカッスルはシーズン前にミランからイタリア代表MFサンドロ・トナーリを獲得したものの、違法賭博の問題が浮上。10カ月の出場停止処分を受け、予想だにしない事態に追い込まれていた。
中盤の補強を画策し、様々な候補が浮上した中、現在はマンチェスター・シティのフィリップスの獲得に向けて交渉。レンタル移籍での移籍をシティ側が持ちかけているという。
しかし、夏に買い取り義務のオプションが付いている他、レンタル料が高すぎるという問題が起こっており、ニューカッスルにとっては意味のない移籍になると考えられている。
フィリップスは2022年7月にリーズ・ユナイテッドから期待をかけられ加入。しかし、ケガなどもあり出遅れると、その後も出番は増えず、ここまで公式戦31試合の出場に留まっている状況。今シーズンもプレミアリーグでは途中出場が4試合。公式戦10試合で1ゴールを記録しているが、318分間しかピッチに立っていない状況だ。
シティはフィリップスの退団の希望を受けており、ジョゼップ・グアルディオラ監督も居場所を見つけてあげることができなかったことを既に認めている。退団については容認する意向がある中で、厳しい条件を突きつけているようだ。
ただ、これにより破談に終わったわけではないとのこと。シティが条件を下げてくる可能性もこの先あると見られている。
現在はレンタル料が700万ポンド(約13億円)と高額。半年の契約ではあまりにも高過ぎるため、ニューカッスルは手を出す気がないようだ。そして、シティが希望するような条件に下げることも考えにくいと読んでいるという。