祭り当日に雪…今年は豊作に 室町時代から続く「新野の雪祭り」4年ぶり〝制限なし〟 伝統の舞で五穀豊穣を願う 【長野】

阿南町に伝わる「新野(にいの)の雪祭り」が4年ぶりに一般公開されました。

雪が舞う中、伝統の舞で五穀豊穣を願いました。15日午前2時ごろの阿南町新野地区。室町時代から続く「新野の雪祭り」で舞が披露されました。
前日の夕方から夜を徹して続くこの祭り。1年の五穀豊穣への願いが込められていて、当日に雪が降ると豊作になると言われています。コロナ禍でここ数年は規模を縮小しての開催でしたが、4年ぶりに「制限なし」での開催となりました。
国の重要無形民族文化財にも指定されていますが、近年は祭りの担い手不足が課題です。
地元の子どもたちも祭りに参加し、舞を披露しました。
木製の馬形を身に着けた「お競馬(きょうまん)様」も登場し、厄払いの矢を放つと見物客から歓声があがりました。豊作の吉兆とされる雪の中、願いを込めて舞った一夜となりました。

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