神戸・中3自殺、市教委が第三者委設置を決定 いじめ被害訴え受け、1月末に初会合へ

神戸市教育委員会=神戸市中央区東川崎町1

 神戸市北区の市立中学校でいじめ被害を訴えていた3年の男子生徒(15)が昨年10月に自殺した問題で、市教育委員会は16日、外部の専門家でつくる第三者委員会の設置を決めた。1月末をめどに初会合を開く。

 同委員会は、いじめ防止対策推進法に基づき設置。同日の市教育委員会会議で承認を受けた。

 遺族によると、男子生徒は昨年10月25日、自宅で亡くなっているのが見つかった。中学の入学直後からいじめがあったとされ、3年になってからは不登校が続いていたという。遺族は男子生徒の死後の同12月、過去に上級生から暴行を受けたとして兵庫県警に被害届を出した。

 第三者委では、調査による事実解明や再発防止策をまとめ、市教委に報告書を提出するとしている。(久保田麻依子)

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