16日の石川県内は冬型の気圧配置となり、能登半島地震の被災地でも雪が積もり、氷点下の冷え込みとなった。雪に白く覆われた珠洲市宝立町鵜飼では、重機によるがれきの撤去作業が進められ、倒壊した事務所から書類を探し出す男性の姿も見られた。
午前11時現在の最深積雪は白山河内5センチ、輪島、加賀中津原で2センチ、珠洲、七尾、金沢で1センチ、最低気温は輪島市三井で氷点下2.8度、七尾で同1.5度、珠洲で同1.2度を観測した。金沢地方気象台は、能登地方で夕方にかけて高波に警戒を呼び掛けた。
気象台によると、冬型の気圧配置は次第に緩み、17日は高気圧に覆われて晴れ、夜遅くに雨の降る所がある。朝の最低気温は輪島で氷点下3度を予想する。