90年代クルーザーのこだわりが詰まった1台 ビラーゴ250の装備をチェック【バイク買取調査隊】

ビラーゴ250の車種プロフィール

発売は1988年1月。翌年のスペシャルモデル設定や92年のマイナーチェンジを経て、94年にはシーシーバーなどを標準装備するとともに、専用外装パーツを持つXV250Sビラーゴ(XV250ビラーゴS)が追加設定された。96年には、標準タイプ(XV250ビラーゴ)がシンプル装備かつプルバックスタイルのみとなり、その後、日本国内での販売は終了した。しかし北米などでは継続販売され、日本でも2000年代に逆輸入車として販売されていた時期があった。なお、後継モデルとして登場したのがドラッグスター250だった。

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足回り

前後ともにワイヤースポークのホイールを採用。
リムはスチール製で、サイズはフロント18インチ/リヤ15インチ。

フロントキャリパーはピンスライド式の片押し1ポットを採用。
これは一般的に効きが弱いとされる構造だが、ビラーゴ250の車体が軽いため十分な制動力を感じることができる。

リヤはドラムブレーキ。
当時のクルーザーモデルはリヤドラム採用車が多く、逆に現行車では珍しい装備となっているためレトロな雰囲気を楽しめる。

リヤサスペンションはツインショックでプリロード調整のみが可能だ。

ハンドルまわり・灯火類

クローム メッキがほどこされたヘッドライトの上部にシンプルなメーターを備える非常にまとまったデザイン。

注目すべきは ハンドル形状。ビラーゴ250にはフラットタイプとプルバックタイプという2種類のハンドルが存在した(インプレッション車両は社外製のフラットタイプ)。
ただ、当時の流行からかフラットタイプはほとんど流通していなかったため「ビラーゴといえばプルバックタイプハンドル」というイメージが定着しているようだ。

メーターは、落ち着きのあるブルーのパネルにアイボリー調の文字盤を組み合わせたモダンかつスタイリッシュなデザイン。

なお、ニュートラルやウインカーなどのインジケーターはメーターから離すように別体式で配置されている。これもクルーザーらしさを洗練させるための演出で、当時の意気込みを感じる部分だ。

エンジン・吸排気・トランスミッション

250ccという小排気量ながらV型シリンダーを採用し、シリンダーヘッドカバーとケースカバーにクロームメッキを施している。
なお、年式が新しくなるとケースカバーがメッキではなく、ややチープなシルバー塗装になる。そうした点では年式が古いモデルの方がこだわりが強いといえる。

マフラーは小ぶりながらビッグクルーザーと同等のデザインを採用。
さらにクロームメッキで質感を高めている。

その他の装備

ティアドロップ型のタンクを採用。その両サイドにはゴールドメッキされた「Virago」ロゴが入る。タンクの塗装はヤマハのカラーセンスがうかがえる美しい仕上がりだ。

ちなみにだが、タンクからサイドカバーに目をやると、このバイクの「デザインの要」が見えてくる。
高く配置されたタンクから流れ降りるようなフレームワークだ。
その部分にサイドカバーを配置することで、まとまりのあるデザインに仕上げられている。

シートはまるでカウチソファのようにフカフカとした座り心地。

リヤフェンダーはスチール素材に塗装がほどこされたモノ。
そこから伸びるテールランプやウインカーステーもすべてクロームメッキされていて、豪華で艶やかな雰囲気を醸している。

ステップはかなり前方で、ライダーが足を投げ出したポジションになる。
ビラーゴ250が登場した1988年当時は、ステップ位置までこだわったクルーザーモデルが少なく、こうした装備も非常に斬新なものだった。

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※当記事はYoutubeチャンネル「Motorcycle Fantasy」協力のもと、モトメガネが編集構成しています。

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