一部の快速を維持 沿線自治体の反発受け JR京葉線 見直しダイヤ発表

沿線自治体の反発受け JR京葉線 見直しダイヤ発表

 JR東日本千葉支社は1月16日、沿線自治体の反発を受けて見直した京葉線のダイヤ改正内容を正式に発表しました。

 JR京葉線の東京―蘇我駅間は、2024年3月のダイヤ改正で通勤時間帯の快速をすべて各駅停車に変更する予定でしたが、千葉県や千葉市など沿線自治体が反発し、15日、一部の快速を維持する方針を表明しました。

 維持されるのは、午前6時台の上りの快速2本で、それぞれ外房線の上総一ノ宮駅発と内房線の君津駅発の直通列車です。

 蘇我駅は、午前6時43分と51分に発車し、海浜幕張駅や南船橋駅などに停車して、終点の東京駅にはそれぞれ、7時25分と35分に到着します。

 それ以外の快速や、蘇我駅から新木場駅まで停まらない通勤快速の廃止は変わりませんが、各駅停車しか停まらなかった新習志野駅や市川塩浜駅などは平日、上下線で合わせて30回程度乗車する機会が増えます。

 このダイヤ改正は、3月16日から実施されます。

 ただ、JR側から15日、見直しの説明を受けた千葉市や千葉県は、「納得できるものではない」などとしてさらなる見直しを求めています。

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