丸亀城天守の入場者数が過去2番目の多さに 外国人は前年の10倍 7月からは城泊も開始へ

2023年に丸亀城の天守閣を訪れた人の数は12万人を超え、過去2番目に多くなりました。

(記者リポート)
「平日のお昼12時前なんですけども、こうして途切れることなくお客さんが入っていきます」

丸亀城は約400年前に建てられ、天守閣は全国に現存する12の木造天守のうちの1つです。2023年1年間で丸亀城の天守を訪れた人は12万4126人で、過去最多だった2019年に次ぐ入場者数です。

(高知県から)
「丸亀城は初めてです。四国のお城巡りをやっていまして」
(愛知県から)
「現存してる天守って聞くので。いっぺん見とかなきゃなと思って」
(大阪府から)
「なかなかね、山の上にあるだけあって見晴らしがいいですね」

2023年の入場者数のうち、外国人は2022年と比べて約10倍に増えました。

(丸亀城天守スタッフ/中野内修さん)
「外国の方も結構増えててね、おかげで頑張ってます」

(丸亀市教育委員会 文化財保存活用課/東信男 課長)
「一番は、新型コロナが2類から5類に移ったのが大きいかなと思っています。もう1つは毎年5月に開催している『お城まつり』が、去年から盛大に行われているのが大きいと思っています」

2014年以降の丸亀城天守の入場者数は、ゲーム作品とコラボしてPRするなどし右肩上がりでしたが、新型コロナ禍の2020年、2021年は大きく落ち込みました。

2023年は「丸亀お城まつり」が4年ぶりに新型コロナ前の規模で開かれ、入場者数も回復しました。城内の土産物店でも2023年の売り上げが2022年と比べて500万円以上増えたそうです。

(丸亀市観光協会/下釜絵莉さん)
「体感でもかなり増えていると思います。団体ツアーのお客様を中心に、かなり多くのお客様が来られています。やっぱり箱もののお土産品がよく売れています」

丸亀城では2024年7月から、城の延寿閣別館に宿泊できる「城泊」を始めるなど、更に入場者を呼び込みたいとしています。

(徳島県から)
「丸亀城で一泊するのとか、そういうのなかったっけ。それをテレビで見て(来た)。素晴らしいですよね、石垣とか」

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