遺体発見の2日前、友人に「困った」 77歳男性の殺害事件 何らかのトラブルに巻き込まれたか 三重・鈴鹿市 

三重県鈴鹿市のアパートの一室で、77歳の男性が殺害されているのが見つかってから16日で一週間。

遺体が見つかる2日前、男性は友人に「困った」と話していたことが新たにわかりました。

ハーモニカの音色と歌に合わせて手拍子をする男性。鈴鹿市のアパートで殺害された近藤康夫さん(77)です。

(同じハーモニカ教室に通っていた男性)
「性格は優しくて温厚で社交的。世話好き」
「(ハーモニカが)わりかし上手だったから、指導的な立場だった」

近藤さんは今月9日未明ごろ、首を圧迫されて殺害されたとみられています。
遺体が発見された際に首に巻きついていた衣類が、凶器になった可能性が高いということです。

また、捜査関係者によりますと、遺体発見時、アパートの玄関ドアや窓は施錠されていたということで、何者かが近藤さんを殺害した後、カギを閉めて逃走したとみられています。

ハーモニカやカラオケなど趣味も多く、社交的だったという近藤さんに何があったのか。遺体が見つかる2日前、近藤さんに会ったという友人は…。

(40年来の友人)
Q最後にお会いした時の様子は?
「いつもと変わらんな。ただ『困った』と言っていた」

警察は、生前、近藤さんが何らかのトラブルに巻き込まれた可能性もあるとみて交友関係などを詳しく調べています。

© CBCテレビ