宮城県産イチゴを空輸で直接台湾へ 2024年問題解消にも期待

粒の大きさや実のやわらかさなどから海外でも人気が高い宮城県産イチゴが、台湾に向けて初めて直行便で輸出されました。

海外では高級品として人気が高い日本産イチゴですが、台湾への輸出は農薬の残留基準が日本よりも厳しく輸出のハードルになっていました。

JA全農みやぎは使用農薬を制限するなど生産者と取り組み、台湾への輸出は2年越しの実現となりました。

午後4時15分発の直行便に積み込まれた亘理町産もういっこ500パック、約125キログラムは19日から台北市のスーパーやテレビショッピングなどで販売されるということです。

仙台空港を利用することで、成田空港や羽田空港まで陸路で輸送するよりも1日早く現地に届けられ、運転手不足が懸念されている物流の2024年問題の解消も期待できます。

JA全農みやぎ園芸・生産振興部熊谷正樹次長「仙台空港を利用することによって出発すればその日の晩に台湾まで到着できる。産地としては輸送効率が上がるということは非常にありがたいことだなと考えております」

2月末までに週2回のペースで、約2.5トンの輸出を予定しています。

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