「ママが帰ってこない」 平塚のアパートに小3長男を2週間放置、容疑で25歳の母逮捕

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 神奈川県平塚市横内の自宅アパートに小学3年の長男(9)を約2週間放置したまま外出したとして、平塚署は16日、保護責任者遺棄の疑いで、母親の会社員の女(25)を逮捕した。長男は現在、市内の児童相談所で保護されており、命に別条はないという。

 逮捕容疑は、昨年10月27日ごろから11月9日ごろまで、自宅に長男を置き去りにした、としている。調べに対し「子どもとどう向き合うべきか悩んでいた」と供述、容疑を認めている。

 署によると、女は長男と2人暮らし。11月9日に長男から「ママが帰ってこない。部屋の電気が付かない」と相談を受けたアパートの隣人が110番通報し、発覚した。この間、女は海老名市内の知人宅に滞在しており、一度も帰宅することはなかった。長男は自宅のレトルト食品やカップ麺を食べて過ごしていたという。    

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