愛猫の『お世話の依頼』をするときの注意点5つ シッターや友人…誰に頼むかでも違う?

愛猫の「お世話の依頼」をするときの注意点

出張や旅行、帰省など、ペットホテルに預ける程ではないけれど、誰かに愛猫のお世話を依頼したい時がありますよね。猫としても、住み慣れた家でお留守番ができるほうがストレスが少ないのは確かです。

ただしそうなると、留守中誰かに愛猫の「お世話の依頼」をしなくてはなりません。とはいえ、大切な愛猫を第三者に託すのは色々と心配ですよね。

そこで今回は愛猫の「お世話の依頼」をするときの注意点について解説します。きちんと事前準備をした上で、愛猫の留守中のお世話を安心して任せられるようにしておきましょう。

1.脱走対策の共有

まず最も注意すべきことは、猫の脱走のリスクです。これは、どなたにお願いする場合にもいえることで、事前によく打ち合わせを行う必要があります。

例えば、玄関に興味を持っていたり窓際で過ごすことが多いなど、愛猫の普段の行動パターンを共有しつつ、脱走対策を講じておきましょう。

普段は大丈夫でも、飼い主さん以外の人が家に入ってきたことで驚いてしまい、飼い主さんも予想できなかったような思わぬ行動をしてしまう可能性があります。

お願いする相手が友人や実家のご家族などの場合は、本番に備えて何度か訪問してもらうと良いでしょう。その人の雰囲気や外見に愛猫が慣れておくことで、緊張が解けやすくなります。

2.ルールを設けておく

シッターさんを含む第三者である他人にお世話をお願いする場合は、一定のルールを設けておくことも重要です。

例えば、「開けて良い引き出しはここまで」「この部屋は立ち入り禁止」など、プライバシーに関わる空間には踏み入ってほしくない旨を伝えておきます。

最も安全な方法としては、玄関周辺に猫のお世話に必要な道具などをまとめておき、そこに返却してもらうことです。

できるだけシンプルな動線で動けるように配慮をしておくと、お互いに安心できるでしょう。

3.貴重品の管理

鍵の取り扱いや貴重品の管理は、お互いの信頼関係に響く問題です。

貴重品については、検討のつきやすい場所や視界に入る位置に放置しないように気をつけましょう。

鍵に関しては、やはりルールを徹底することが重要です。完全に預けるのか、それとも特定の場所に置いて帰ってもらうのかなど、住宅環境によってさまざまな方法がありますので、その中からベストな方法を見つけておきましょう。

いずれにしても、大事な貴重品等が関係ない第三者の手に渡らないように気をつけてください。

4.愛猫の既往歴等の共有

愛猫のかかりつけの病院から既往歴に至るまで、万が一に備えた基本情報を作って渡しておくことも忘れずに行いましょう。

また、お世話をするうえで気をつけてほしいことがあれば、簡単な書面を作っておくと安心です。

もちろんメールやLINEなどのツールを通して伝えても良いですが、予期せぬハプニング(データの消滅やスマホの不調など)を考慮すると、アナログな方法が案外確実だったりするのです。

5.緊急連絡先を必ず伝える

愛猫にもしものことがあった時に備えて、必ず緊急連絡先を伝えておきましょう。

できれば次の3つをピックアップしておいてください。

  • 飼い主さん自身のスマホの電話番号
  • 滞在先のホテル
  • 第三者の連絡先1つ

第三者とは、例えば今回の件を話しても支障がない相手の中で、飼い主さんと連絡がつかない場合に対応できそうな人です。

まとめ

誰かに留守を預けるのは少々不安だけれど、愛猫のことを思えば、誰かにお世話をお願いしたいと考えている飼い主さんは少なくないかもしれません。

その不安要素をひとつでも減らすには、事前のシミュレーションやリハーサル、数回に及ぶ話し合いの場を設けることが大切です。

そのうえでルールを作ったり、脱走対策を徹底したりしていきましょう。こればかりは、信頼関係こそが成功の鍵です。

安心して依頼できる人を探すこと、そしてお互いに(この人で良かった♪)と思えるような配慮を大切にしていきましょう。

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