石田アナウンサー
ここからは取材をしてきた社会部の桜井記者にお聞きします。よろしくお願いします。
桜井記者
よろしくお願いします。
石田アナウンサー
川根本町の住民からは全線再開を望む声が大きいようですね。
桜井記者
はい。大井川鉄道はＳＬなどの観光列車が人気で、経営を支えてきたのも観光収入でした。
「普段の移動は自動車」という住民は多いのですが、「観光客が減り、町の衰退につながる」人や、「生活の一部となっていた鉄道が走らなくなり、さびしい」と話す人もいます。
久保アナウンサー
全線再開にかかる費用はどのくらいでしょうか？
桜井記者
全線再開にはおよそ22億円が必要と試算されています。
そのうち大井川鉄道が負担する金額は8.4億円以上とされていて、コロナ禍以降、赤字に苦しむ会社にとっては重くのしかかる金額となっています。
石田アナウンサー
再開への道のりは険しそうですね。
桜井記者
大井川鉄道はまず、現在運行している区間で黒字化を目指しています。
現時点では全線再開の見通しは立っておらず、相当な時間がかかるとみられています。
久保アナウンサー
そして、きょうの深夜1時50分から
列車の再開を待ち望む住民たちを取材したドキュメンタリーを放送します。
テレメンタリー2024「大井川鉄道 SLが消えたまち」。ぜひご覧ください。
