近鉄電車が増発などのダイヤ変更を3月に実施、利用状況を勘案

2020年以降、新型コロナウイルスの影響に伴う利用状況を勘案し、一部特急列車や普通列車の減便をおこなってきた「近畿日本鉄道」(本社:大阪市天王寺区)。需要回復や利用状況を鑑み、3月16日にダイヤが変更される。

「近畿日本鉄道」のロゴ

京都線では、平日昼間時間帯(昼11時〜昼2時)の運転本数を1時間あたり3本から4本に増発。それに伴い、大和西大寺行きが近鉄奈良行きに変更される。そして、朝7時18分奈良発の京都行き急行が新設され、朝6時47分橿原神宮前発の京都行き急行が、朝6時43分発大和西大寺行き急行に変更される。

需要回復や利用状況を鑑み、近鉄ではダイヤ変更が実施

また、難波線・奈良線は平日・土休日で、始発列車の運転時刻が繰り上げられることに。早朝5時大和西大寺発の大阪難波行き区間準急が新たに加わり、大和西大寺からの始発列車を16分繰り上げて運行する。

大阪線は平日に、朝7時58分五位堂発の大阪上本町行き急行が増え、7時20分五位堂発の大阪上本町行き区間準急も急行に変更。さらに、一部の準急を高安発とし、6両編成から8両編成にパワーアップする(平日・土休日では、10両編成の快速急行を全て8両編成に変更)。

そして南大阪線は、大阪阿部野橋~古市間の、夜9時44分〜夜10時14分に運行する準急列車の編成両数が増大。吉野線、長野線、鈴鹿線など、けいはんな線を除く全線でダイヤが変更される。

近畿日本鉄道

期間:2024年3月16日〜

© 株式会社京阪神エルマガジン社