共産、除名党員の再審査請求却下 党首公選主張で

 共産党は16日、党首公選制の導入を主張して除名された元党職員の松竹伸幸氏の再審査請求を却下すると決めた。静岡県熱海市で開催中の党大会で「処分理由を覆さない」との結論を出した。

 松竹氏は昨年1月、党運営の透明化を訴える書籍を出版。共産は「重大な規律違反」として2月に除名処分を決定した。松竹氏はこれを不服として、党大会で再審査し、処分を撤回するよう求めていた。

 党規約によると、除名処分に不服がある場合は党中央委員会や党大会に再審査を求めることができる。

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