Sareeeが橋本千紘にリベンジ‼次の標的は里村明衣子、ジュリア、岩谷麻優「やらなければならない相手」

元WWEの女子レスラーSareeeが16日、自身の第3回自主興行「Sareee-ISM ChapterⅢ」(東京・新宿FACE=観衆585人)を開催し、メーンで橋本千紘へのリベンジに成功した。23分29秒、リストクラッチ式裏投げからの体固めで3カウントを奪った。試合後はスターダムのジュリア、岩谷麻優、橋本の師匠である里村明衣子との一騎打ちを熱望した。

橋本は昨年5月の第1回興行で一騎打ちの末敗れた因縁の相手。序盤はグラウンド技に劣勢だったが、相手のジャーマンを丸め込みで回避、橋本を場外に蹴り出し、鉄柱からのトペ、断崖式のパワーボムなど互いの削り合う消耗戦に持ち込んだ。引っこ抜きジャーマン、高角度パワーボムで追い込まれるも、最後はリストクラッチ式裏投げ3連発で難敵を沈めた。

Sareeeは「戦えて良かったです。アメリカでも諦めそうになった時、思い浮かぶのはアンタだった。アンタがいたから頑張れたし強くなった。いつまでも強いライバルでいてください。今日はありがとう」と感謝。橋本からも「私もお前がいるから頑張れているんだよ。突き放そうと思ったけれど、お前がしぶとくついてくるから。これからもよろしく」と呼応された。お互いに認め合ったSareeeは「私は強いレスラーが好き。信じた道を突き進む。何を言われようとも」と決意を述べ、歓声の中で引き上げた。

激闘を終えたSareee。勝敗を分けたものを問われると「2度は負けられない。その気持ちが一番だった」と語った。ライバル橋本を下し、新たな目標としてWWEでの一騎打ちが流れた過去を持つ里村明衣子を挙げた。そして「やはりジュリア、岩谷はやらなければならない相手。タイミングは待っていても来ない。今年は必ずやりたい。私はいつでも準備ができている」とキッパリ。スターダム所属のジュリア、岩谷麻優の名前を標的に掲げた。

Sareeeは「橋本千紘のような強い相手と戦うのが私の信じる道。これが戦う魂。心に響く戦いを続けることが私の信じる道」と前を向いた。日本復帰後から掲げる「闘魂」を改めて前面に出していた。

(よろず~ニュース・山本 鋼平)

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