【フィリピン】農業省、低温倉庫の設置計画[農水]

フィリピン農業省は16日、マニラ首都圏タギッグ市に高付加価値の農作物を保管する低温倉庫を設置する計画を明らかにした。2025年6月までの稼働を見込む。余剰作物の問題に取り組み、フードロスを削減する。

タギッグ市の工業団地「フード・ターミナル(FTI)」にパレット収容数5,000枚の低温倉庫を設置する。

ローレル農業相は、農作物を収穫した後に常温・低温含め保管できる施設の建設に向こう3年で930億ペソ(約2,430億円)が必要になるとの見方も示した。保管施設の不足によって年107億ペソ相当のコメやトウモロコシが廃棄されていると指摘した。

© 株式会社NNA