【シンガポール】不動産フレイザーズ、食品廃棄物を再利用[建設]

フレイザーズ・プロパティーは、自社で運営する商業施設から出る食品廃棄物をアップサイクルするプログラムを開始する(同社提供)

シンガポールの不動産開発大手フレイザーズ・プロパティーは、自社で運営する商業施設から出る食品廃棄物をアップサイクル(本来は捨てられる製品に新たな価値を与えて再生する創造的再利用)するプログラムを開始する。現地のアップサイクル企業ライフ・ラボ・リソーシズと提携して進める。

北部の「コーズウエー・ポイント」「ノースポイント・シティー」、北東部の「ウオーターウエー・ポイント」、東部の「センチュリー・スクエア」「タンピネス1」の商業施設5軒に入居する小売店から出る食品廃棄物を再利用する。

具体的には、ライフ・ラボ・リソーシズが持つ、素材の食品廃棄物から栄養価が高い微生物たんぱく質を抽出する技術を活用。水産養殖用の飼料に再生する。

同様の取り組みを行う商業施設は国内初という。来年にはフレイザーズが運営する他のショッピングモールでも実施する考えだ。

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