富山県内住宅被害229件増3475件 能登半島地震(16日午前9時現在)

 富山県は16日、能登半島地震による県内の住宅被害は同日午前9時時点で前日発表分から229件増え、3475件になったと発表した。氷見市内の断水は、未復旧の戸数が前日から70戸減って780戸になった。

 住宅被害は前日と比べ、半壊が高岡市で4件増え、計62件に拡大。一部破損は185件増の2457件だった。程度不明は40件増の938件となった。全壊は氷見市16件、富山市2件の計18件で変わらない。

 氷見市内の断水の未復旧戸数のうち、通水しているものの飲料水としては使えないのが520戸。通水もしていないのは260戸で、前日から90戸減った。

 氷見市は「水道管の漏水箇所がどれだけあるか把握し切れておらず、断水が完全に復旧する見通しは立っていない」としている。

 避難所に身を寄せている人は氷見市で33人、高岡市で21人。

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