「TV界のアカデミー賞」で10部門を制覇したのは『一流シェフのファミリーレストラン』! ディズニープラス作品が第75回エミー賞を席巻

『マンダロリアン』© 2024 & TM Lucasfilm, Ltd.『一流シェフのファミリーレストラン』© 2024 Disney and its related entities.『ザ・シンプソンズ』シーズン33 © 2024 Disney and its related entities.

ディズニープラス スターにて独占配信中のドラマシリーズ『一流シェフのファミリーレストラン』が、2024年1月15日(現地時間)に発表された“TV界のアカデミー賞”と言われるエミー賞(第75回)にて、今回最多となる10部門で受賞を果たした。

もう観た?『一流シェフのファミリーレストラン』

実家のサンドウィッチ店を立て直すため奮闘するシェフを描く『一流シェフのファミリーレストラン』。主演を務める新鋭ジェレミー・アレン・ホワイトは本作のヒットにより一躍スターダムにのし上がり、そのイケ散らかしたルックスと鍛え上がられた肉体をSNS等で見かけない日はないほどだ。

ひなびた店に集ったクセ者たちがガミガミ・ドタバタとした人間ドラマを繰り広げる本作は、名バイプレイヤーとして多くの作品に爪痕を残してきたエボン・モス=バクラックや、全身刺青だらけだがホンモノのスゴ腕シェフとして絶大な人気を誇るマティ・マシスンなど一筋縄ではいかないキャストばかり。人種も性格も志も異なる彼・彼女らが醸し出すリアルさも根強い人気の秘密なのだろう。

そんな本作は第75回エミー賞で最多10部門を制覇。先週発表されたアカデミー賞の前哨戦と言われるゴールデングローブ賞でもテレビドラマ部門(ミュージカル/コメディ部門)にて主要3部門(作品賞、男優賞、女優賞)で受賞しており、今回のエミー賞のコメディ・シリーズ部門にて、作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞、助演女優賞、助演男優賞、キャスティング賞、映像編集賞、音響編集賞、音響ミキシング賞の 10部門を制覇した。

『ようこそレクサムへ』や『マンダロリアン』などディズニープラス作品が計30部門以上受賞!

また、シンデレラストーリーを実現しようとサッカーチーム・レクサムFCを運営するオーナー(演:ライアン・レイノルズ)の研鑽や、チームと運命を共にする町の前途を描いた『ようこそレクサムへ』はリアリティ番組部門にて作品賞、監督賞を含む5部門で受賞。

フィラデルフィアの公立小学校を舞台に熱心な教師たちの奮闘を描くコメディドラマ『アボット エレメンタリー』は、これまでにゴールデングローブ賞を3度、エミー賞を3度受賞済みだが、今回のエミー賞でもキンタ・ブランソンがコメディ・シリーズ部門で主演女優賞を獲得した。

音楽界のレジェンド、エルトン・ジョンの北米での最後のコンサート『エルトン・ジョン・ライヴ: フェアウェルフロムドジャー・スタジアム』は、バラエティシリーズ/スペシャル部門で作品賞を含む3部門で受賞。アニメーションと実写を合成したスペシャル番組『美女と野獣 30周年セレブレーション』や、全米最長寿の大人気アニメーション『ザ・シンプソンズ』も複数部門で受賞している。

その他にも、ニューヨークを舞台に同じ高級マンションに住むチャールズ(スティーブ・マーティン)、オリバー(マーティン・ショート)、メイベル(セレーナ・ゴメス)のトリオがマンション内で起こった殺人事件を追うミステリーコメディ『マーダーズ・イン・ビルディング』や、ダース・ベイダーの死から5年後の銀河を舞台に、賞金稼ぎ“マンダロリアン”と、フォースの力を秘めた子ども“グローグー”との危険な冒険が描かれる、世界中で“完璧な『スター・ウォーズ』”と絶賛された実写オリジナルドラマシリーズ『マンダロリアン』、300年前のコマンチ族の世界を舞台に伝説のハンターの元で育った戦士が仲間を守るためプレデターと戦う『プレデター:ザ・プレイ』など、ディズニープラスで配信中の数々の作品が、計30部門以上受賞という快挙を成し遂げた。

第75回エミー賞:ディズニープラス配信作品 主な受賞一覧

『一流シェフのファミリーレストラン』

コメディ・シリーズ 作品賞
コメディ・シリーズ 監督賞
コメディ・シリーズ 脚本賞
コメディ・シリーズ 主演男優賞 ジェレミー・アレン・ホワイト
コメディ・シリーズ 助演女優賞 アイオウ・エディバリー
コメディ・シリーズ 助演男優賞 エボン・モス=バクラック
コメディ・シリーズ キャスティング賞
コメディ・シリーズ 映像編集賞
コメディ・シリーズ 音響編集賞
コメディ・シリーズ 音響ミキシング賞

『ようこそレクサムへ』

リアリティ番組 作品賞
リアリティ番組 撮影賞
リアリティ番組 監督賞
リアリティ番組 画像編集賞
リアリティ番組 音響ミキシング賞

『アボット・エレメンタリー』

コメディ・シリーズ 主演女優賞:キンタ・ブランソン

『エルトン・ジョン・ライヴ:Farewell From Dodger Stadium』

バラエティ・スペシャル(ライブ) 作品賞
バラエティ・スペシャル(ライブ) 音響ミキシング賞
バラエティ・スペシャル(ライブ) 技術&カメラワーク賞

『美女と野獣 30周年セレブレーション』

バラエティ、ノンフィクション、リアリティ番組 衣装賞
バラエティ、ノンフィクション or リアリティ番組 メイクアップ賞

『ザ・シンプソンズ』

アニメーション 作品賞
キャラクターアニメーション賞

『1619プロジェクト アメリカ奴隷制度の歴史』

ドキュメンタリー or ノンフィクション 作品賞

『アトランタ』

30分シリーズ 撮影賞

『マンダロリアン』

スタント賞

『ミズ・マーベル』

モーションデザイン賞

『マーダーズ・イン・ビルディング』

30分ドラマ プロダクションデザイン賞

『プレデター:ザ・プレイ』

リミテッドまたはアンソロジーシリーズ 音響編集賞

『スター・ウォーズ:ビジョンズ』

アニメーション部門 プロダクションデザイン賞

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