日本海側でも貴重な冬晴れ 3月並みの気温の所も

「晴れて穏やかな冬の日」を表す言葉として「冬晴れ」という季語があります。『角川俳句大歳時記』でこの言葉を調べると、同じような季語として「冬日和」「冬麗(ふゆうらら)」が挙がります。「冬日和」の解説は「晴れて穏やかな日。曇りの多い日本海側の地方では貴重な一日として喜ばれる」、「冬麗」の解説は「冬の晴天を春のような、うららかさにたとえたもの」とあります。
きょうは日本海側でも、まさにこれらの季語がぴったりな一日になるでしょう。本州付近は高気圧に覆われるため、全国的に日差しに恵まれる見通しです。朝は放射冷却で厳しい寒さとなる所も、日中はぐんぐん気温が上昇し、きのうより高くなる所が多いでしょう。北日本や北陸、九州では3月並みの気温の所が多く、春のような穏やかな陽気となりそうです。

気象予報士・岩堀 祐斗

画像について:17日の天気予報。

© 株式会社ウェザーマップ