男性死亡…トラックの荷台から転落、フォークリフトのフォーク部分に腹を打つ 会社を書類送検 荷物を積む作業中の悲劇、搬送先で息を引き取る

運送業者を書類送検 さいたま労基署、労働安全衛生法違反で=さいたま市北区

 さいたま労働基準監督署は15日、労働安全衛生法違反の疑いで、埼玉県さいたま市北区の運送業「照栄物流」と同社課長の男(62)をさいたま地検に書類送検した。書類送検容疑は昨年8月13日、同区内の同社敷地内で、従業員男性(72)がフォークリフトの運転資格を持っていないにもかかわらず運転業務に就かせた疑い。

 同労基署によると、男性従業員はフォークリフトを使用してトラックに荷物を積む作業を行っていたところ、トラックの荷台から転落。フォークリフトのフォーク部分に腹部を打ちつけ、搬送先の病院で死亡した。

 同労基署は認否を明らかにしていない。

© 株式会社埼玉新聞社