アストロズに痛手 救援右腕グレイブマンが右肩手術で今季絶望に

日本時間1月17日、アストロズは救援右腕ケンドール・グレイブマンが右肩の手術を受け、今季を全休する見込みであることを発表した。グレイブマンは昨季途中にトレードでアストロズへ復帰し、23試合に登板して防御率2.42をマークしたが、右肩の違和感によりポストシーズンでの登板はなかった。休養とリハビリを終え、スプリング・トレーニングに向けて平地での投球を開始していたが、そのなかで右肩の違和感が再発し、手術を受けることを決断したようだ。

現在33歳のグレイブマンはリリーフに本格転向した2021年にマリナーズとアストロズで合計53試合に登板して5勝1敗10セーブ、11ホールド、防御率1.77の好成績をマーク。翌2022年はホワイトソックスで65試合に登板し、3勝4敗6セーブ、27ホールド、防御率3.18を記録した。昨季はホワイトソックスで開幕を迎え、7月下旬にコリー・リーとのトレードでアストロズに復帰。2チーム合計で自己最多の68試合に登板し、5勝6敗8セーブ、13ホールド、防御率3.12という成績を残した。

今オフのアストロズはヘクター・ネリス、フィル・メイトン、ライン・スタネックと3人のリリーフ右腕がFAとなっており、デイナ・ブラウンGMは彼らの穴を埋める投手を見つけることが「今オフの重要事項だ」と明言している。ペイロール的な問題もあり、まだ目立った補強は行われていないが、グレイブマンの離脱でさらに層が薄くなり、現有戦力だけではカバーできない可能性が高い。前述のFA3投手との再契約も含め、外部からの補強が検討されるのは間違いないだろう。

グレイブマンは「シーズンを棒に振るというのは、どんな状況だろうと辛いものだ。前にも1度経験したことがあるが、決して楽しいものではなかった」とコメント。「前回は2018年にトミー・ジョン手術を受け、2019年シーズンを全休したが、その期間中に自分は大きく成長したと思う。今回も同じように成長したいが、今のチーム状況を考えると、自分の離脱が痛いということはわかっている。僕はみんなを本当に尊敬しているし、ヒューストンで素晴らしいことが起きるのを祈っているよ」とチームへの思いを語った。

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