有望株右腕トップ10 昨年ドラフト全体1位のスキーンズが1位に

日本時間1月17日、MLB公式サイトでプロスペクト(若手有望株)の情報を専門的に扱う「MLBパイプライン」では、2024年版の「ポジション別プロスペクト・ランキング・トップ10」の発表をスタートした。まずは右腕部門のトップ10が発表され、昨年のドラフト全体1位指名でパイレーツに入団したポール・スキーンズが1位に選出。6位のレット・ローダー(レッズ)、8位のチェイス・ドランダー(ロッキーズ)、10位のノーブル・マイヤー(マーリンズ)と合わせ、昨年のドラフト組が4人もランクインした。

昨季開幕前のプロスペクト右腕トップ10のうち、1位だったグレイソン・ロドリゲス(オリオールズ)など6人が「プロスペクト」のステータスを卒業。2年連続でトップ10入りしたのはアンドリュー・ペインターとミック・エイベル(ともにフィリーズ)の2人だけであり、ランキングは大きく入れ替わった。

前年のドラフトで指名されたばかりの選手が4人もプロスペクト右腕トップ10に名を連ねるのは、史上2度目のこと。前回は2012年で、トレバー・バウアー、ディラン・バンディ、ゲリット・コール、アーチー・ブラッドリーの4人がランクインした。

1位に選ばれたスキーンズは、平均99マイル、最速102マイルに達する速球が最大の武器。第2の球種であるスライダーへの評価も高く、この2球種で空振りを量産する。早ければ今季中にもメジャーデビューの可能性があり、今後長きにわたってエース級の先発投手として活躍する可能性を秘める逸材だ。一部では全盛期のスティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ)と比較する声も出ている。

「MLBパイプライン」が発表したプロスペクト右腕トップ10は以下の通り。

1 ポール・スキーンズ(パイレーツ)
2 ジャクソン・ジョーブ(タイガース)
3 ケイド・ホートン(カブス)
4 アンドリュー・ペインター(フィリーズ)
5 ジェイコブ・ミジオロウスキー(ブリュワーズ)
6 レット・ローダー(レッズ)
7 ミック・エイベル(フィリーズ)
8 チェイス・ドランダー(ロッキーズ)
9 ディラン・レスコ(パドレス)
10 ノーブル・マイヤー(マーリンズ)

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