阪神・淡路大震災29年、犠牲者悼み黙とう 西宮震災記念碑公園 市長「心合わせ、能登の復興支えたい」

石碑の前で手を合わせる男性=17日午前5時50分、西宮市奥畑、西宮震災記念碑公園(撮影・笠原次郎)

 西宮震災記念碑公園(兵庫県西宮市奥畑)では発生時刻に約200人が黙とうし、犠牲者を悼んだ。夜明け後も次々に人が訪れ、亡くなった1086人の名を刻んだ石碑に手を合わせた。

 追悼の言葉を述べた石井登志郎市長は、能登半島地震に触れ「29年前の恩に報いるため、心を合わせて復興を支えたい」と語った。

 震災をきっかけに設立された認定NPO法人「日本災害救援ボランティアネットワーク」(同市)は、交流のある全国の被災地に届けようと、午前5時46分の様子をユーチューブで配信した。(山岸洋介)

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